商品説明
SUS410製のJIS3種で、先端に溝付(切り込みカット入り)C1形のタッピン(タッピング)ねじのなべ頭形状です。
■焼パシペート■
焼き入れしてパシペートすることです。
■パシペート処理■
酸素よりさらにクロムと結びつきやすい硝酸を使って人工的に酸化クロムの膜をつくる処理です。
「SUS410」の熱処理製品の不働態化以外にも、クロム・ニッケル系ステンレス製品の加工度合の大きい部分の黒ずみ除去にも使います。
■SUS410■
SUS410はC(炭素)が多い熱処理ができるステンレス鋼の為硬さを要求されるタッピンねじやセルフドリリングスクリューに使われています。
C含有量が高い分、耐食性の面では劣ります。ステンレスを「さびにくい鉄」とは言っても、さびの程度はSUS410でも鉄の約1/200位です。
通常のステンレス材に比べて磁性があります。
■頭部■
まさにお鍋をひっくり返した様な形状です。
■寸法■
サイズはねじ径x首下長さmmです。(全長ではありません。)
■形状■
先端2.5〜3山がテーパーになっており、3種タッピンの先端を1/4カットしてあります。カット部は刃の役割をして相手材を削っていきます。
板厚物はねじ込みトルクが大となるので溝付の方が良いです。
2種タッピンより厚板に対応できます。
主に構造用鋼(厚板一般)、鋳物、非鉄鋳物に適しています。
■特長■
タッピンねじとは、相手材(主に鋼材)に下穴を開けた所に、ねじ自らねじ立てをしながら締め付けを行うねじのことです。ねじ立て作業の手間を省き、ねじにガタつきがない為、ゆるみにくいのが特長です。
下穴の寸法は、材質や板厚等により作業性を重視すると大きめに、締め付け強さを重視の場合は小さめの穴サイズとなります。
タッピンねじの特徴とご選定こちらをご参照下さい
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