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【タッピンねじの特徴と選定のご参考】

 

呼称 形状 特徴
1種タッピンねじ
(Aタッピンねじ)
〔形状〕最も一般的なタッピンねじで、ピッチが最も荒い。先端部まで尖り、先端までネジ山が立っている。先端の尖っている部分は、穴のセンターの位置決め用のガイドと喰いつきを助ける役割がある。
〔相手材〕主に薄鋼板、ハードボード、木材、石綿、一般に薄鋼板は1.2㎜以下に適している
2種タッピンねじ
(B-0タッピンねじ)
〔形状〕先端の2山から2.5山がテーパーになっており、ピッチは1種タッピンより細かい。
〔相手材〕主に薄鋼板及び厚板(5㎜以下)、非金属、樹脂、硬質ゴムに適している。
2種タッピンみぞ付
(B-1タッピンねじ)
〔形状〕先端2山から2.5山がテーパーになっており、2種タッピンの先端を1/4カットしてあり、カット部は刃の役割をして相手材を、削っていく。ピッチは1種タッピンより細かい。
〔相手材〕主に薄鋼板及び厚板(5㎜以下)樹脂、硬質ゴムに適している。
3種タッピンねじ
(C-0タッピンねじ)
〔形状〕先端2.5~3山がテーパーになっており、小ネジとおなじピッチ。
〔相手材〕主に構造用鋼、鋳物、非鉄鋳物に適している。2種タッピンより厚板に対応できる。
3種タッピンみぞ付
(C-1タッピンねじ)
〔形状〕先端2.5~3山がテーパーになっており、3種タッピンの先端を1/4カットしてあり、カット部は刃の役割をして相手材を削っていく。
〔相手材〕主に構造用鋼、鋳物、非鉄鋳物に適している。
4種タッピンねじ
(ABタッピンねじ)
〔形状〕1種タッピンのように先端が尖っていて、ピッチは2種タッピンと同じピッチ。市場にあまり出回っていない。
〔相手材〕主に薄鋼板及び厚板(5㎜以下)非金属、樹脂、硬質ゴムに適している。
タップタイプねじ Bタイプ ・2種(B種)タッピンねじの改良品(ピッチが2種タッピンねじと同じ)。
・薄板やプラスチックに最適です。
ねじ部の断面が、オニギリ形状(三角形)になっています。
タップタイプねじ Cタイプ 小ねじと同じねじ径で、ナット合わせが可能。
ねじ部の断面が、オニギリ形状(三角形)になっています。
タップタイプねじ Sタイプ 小ねじと互換性がある(ピッチが小ねじと同じで径が若干太くなっているため、抜き取ったあとに小ねじがねじ込める)。
ねじ部の断面が、オニギリ形状(三角形)になっています。
タップタイプねじ Pタイプ プラスチック(可塑性樹脂)専用タッピンねじ。
ねじ部の断面が、オニギリ形状(三角形)になっている。
ねじ部は2条ねじで、繰返し使用してもネジばかにならず、可塑性樹脂の割れ、カケ、焼付も起こらない。